焦点距離35mm・開放値F2 (2)
(つづき)
「ブローニー」とか「しのご」という呼称に対して35mmフィルム(ライカ判、135フィルム)を説明するとき、「普通のフィルム」というと意味が通じやすかった。そう、「フルサイズ」は「普通」だったのだ。
コンパクトカメラでも、F3でも、EOS 1Vでも、「普通のフィルム」を使っていた。こんなことはデジタルが隆盛した初期の段階で語りつくされていることだが・・・。前回の「瀕死の状態」は何が瀕死かといえば、現在、焦点距離35mm(もしくは50mmあるいは28mm)のレンズで「普通のフィルム」と同じ感覚 -あの画角、あの被写界深度-で写真の撮れる、手ごろな価格で手ごろな大きさのカメラが皆無であること。
2008年はD700・EOS5DMark2・α900が各社から発売されて、それまでよりフルサイズがぐっと身近になったという喜ばしい年だったように思う。僕自身もそうだし、いずれかを手にした多くの方が、「そうそう、これだよこれ~」と思ったに違いないのだが、はたと気づく、この写真を撮るのにえらく(価格が)高くないか?しかも大きい・・・。フルサイズ機が価格的にも大きさ的にも身近になったと喜んだのであるが、やっぱり大きいし、高い・・・
正直言って「よし!撮るぞ!」というとき意外、とてもじゃないが気軽に持ち出してパシャパシャとるもんじゃない。・・・ような気がする、僕の場合。(ただし、「よし!撮るぞ!」のときは実に具合のいい大きさや性能であるとも思う)
35mmフィルムのサイズは、映画用のフィルムをバルナックさんが云々、という偶然の産物である逸話はあまりにも有名であるが、それにしても写真表現において絶妙なフォーマットサイズであると思う。2008年、ぐっと身近になったフルサイズデジタルカメラを手にして、つくづく思った。
しかし、もっともっと身近になって欲しい!
もちろん、APS-C・Hやフォーサーズがデジタルの長所を際立たせる優れた新フォーマットサイズであることは間違いないが、それは今回、別の話ということで・・・
(つづく)
※写真はクリックで大きくなります。
【カメラ:Canon EOS 5D Mark 2 /マウントアダプター:キヤノン→ライカR / レンズ:LEICA SUMMICRON-R 35mm f2】
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コメント
こんにちは。マエストロご指摘のとおりフルサイズ、まだ「大重高」の三重苦で手が出ません和。これでキャノンから廉価版フルサイズが10万円台で12MPあたりの高画質ででると「高」は解決するので「大」はがまんしようと思います。またどうせ使用するのはコンタックスとライカRのMF単焦点ですから「重」もまあ我慢できるかな、とタヌキの皮を数える毎日です。(*^-^)
投稿: amselchen | 2009年1月 8日 (木) 17時52分
いちいち同感です、はい。
なんだか、D700を手にしてからFE2の出番が増えた様な(w
今年も変わらず、そして今年こそ、よろしくお願いいたします!
まずは、新春信州蕎麦ツアーでも組むかな(w
投稿: ssez | 2009年1月12日 (月) 23時40分
>amselchenさん
こんにちは。
僕はオリのE-420くらいの大きさで、10万円以下、ファインダー倍率0.8倍くらいだと嬉しいのですが・・・
市場が求めないから無理かな?
ところでマエストロとは?
投稿: SONE | 2009年1月19日 (月) 23時33分
>ssezさん
同感ありがとです!D700が大きいとお嘆きのあなたは、体のほうを巨大化させることで解決できるかも!?
今年は今年は!よろしくお願いします!
投稿: SONE | 2009年1月19日 (月) 23時36分